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【リフォーム】伝統芸能「神楽」を未来へ紡ぐ作業場と住まい/広島市安佐北区 S様邸

外観

伝統芸能「神楽」の衣装を作成する作業場 兼 住居です。

神楽衣装

豪華で煌びやかな衣装が作られています。

リビング 兼 事務所

おしゃれなダイニングセットがお客様を迎えてくれます。

カウンター

ご依頼者様一番のお気に入りスペースです。

ランドリールーム

昇降できる物干しポールを設置し、すっきりした空間になっています。

キッチン

娘様からプレゼントされたシステムキッチンです。

作業場

何種類もの反物が収納されています。

作業台

作業スペースと収納スペースを両立したオーダー品です。

寝室

高級電動ベッドとともに、落ち着いたプライベート空間を実現しました。

ご依頼者様

神楽衣装制作「かぐらや」の代表を務めるご依頼者様です。

写真一覧

依頼内容

今回は、広島の伝統芸能「神楽」の衣装を制作する会社「かぐらや」の代表の方からご依頼をいただきました。
神楽の衣装というのは、とても豪華で、細かな装飾を施した煌びやかな衣装なのですが、この会社では、お客様のご要望に沿った、唯一無二の神楽衣装を日々制作されており、業界でもとても有名な会社です。


この会社の作業場 兼 住居として使っている建物に、階段の手すりを付けたいと知人の方にご相談されたことがきっかけで、全体のリフォームもご検討されることになりました。

主な内容としては、1階の住居部分の
・シャワーユニットを付けたい
・畳からフローリングに変えたい
・自室が欲しい
・リビングの壁を抜いてカウンターを付けたい
・1階に保管している反物を2階に収納できるようなスペースを作りたい
といったご要望を中心に、予算と合わせて検討していくことになりました。

ポイント

解放感と明るさを兼ね備えたリビング 兼 事務所

施工前
施工後
施工前
施工後
施工前
施工後

元々は畳張りで、お客様が来られた時はコタツを使っていたため、傷んだ畳に座ってもらうことや、事務所という雰囲気ではないことを気にされていましたが、フローリングにしたことで、テーブルとキャスター付きの椅子を置くことができ、来客にも気兼ねなく対応できるようになりました。 

また、リビングとキッチンを仕切っていた壁を取り払ったことで、外の光もしっかり入るようになり、室内がとても明るく、居心地の良い空間になりました。



間取りの変更によるプライベート空間の確保

施工前(寝室)
施工後
施工前(ランドリールーム)
施工後

ご依頼者様が以前から切望されていたプライベートな自室を作るため、リビングの奥にあった広い和室の部屋を分割し、寝室とランドリールームへ変更しました。
このお宅には元々お風呂が無く、これまで約20年間、入浴のために毎日車で30分かけてスーパー銭湯へ通われていたということなのですが、今回の間取り変更により、プライベート空間と、ランドリールームに付属するシャワールーム、両方のご希望を叶えることができました。



娘様の想いもこもったキッチン

施工前
施工後
施工前
施工後

予算上、キッチンのリフォームは見送られていたのですが、娘様のご意向もあり、後悔が無いようにと考え、今回、お父様へのプレゼントという形で、キッチンのリフォームも行うことになりました。 

リビングとの間の壁を取り払った後には、ご要望に合わせたカウンターを取り付けることになり、見た目におしゃれなだけでなく、配膳の際に物を置いたり、ちょっとした食卓としても使える便利なスペースになりました。







膨大な量の資材をまとめる収納スペース

袖壁と折れ戸を撤去
赤枠部分まで広げました

2階の作業場には、衣装制作に使用する資材が大量にあり、ここに保管しきれないものが1階にまで広がっていたため、まずはこの資材を全て2階に収納できるよう、既存の収納スペースを改修しました。
収納スペースの間口が狭かったため、間口周りの袖壁を撤去し、これにより入口やスペースが広がったことで、収納の際にできていた無駄なスペースがなくなりました。
元々ついていた折れ戸は、収納を有効的に使うために撤去し、代わりに衣装制作で使っている反物を再利用して作ったカーテンを取り付けたことで、物の出し入れもスムーズになりました。

また、収納以外の場所に保管されていた資材は、新たに収納ケースを用意してその中に入れ、その収納ケースに合わせた大きさの作業台を新たにオーダー製作したことで、これもまた無駄なスペースなく保管できるようになりました。


2階の作業場
作業台と収納ケース





扉の交換

施工前(リビング入口)
施工後
施工前(トイレ)
施工後

リビングの扉は、トイレの扉を開けたときに扉同士がぶつかってしまう危険があったので、開き戸から引き戸に変えて、干渉しないようにしました。
ただ引き戸にしたことで、次はトイレの電気スイッチと重なるという問題が起きたため、今度はあえてトイレの扉を小さく(間口を狭く)して袖壁を作り、そこにできたスペースへスイッチを移設したことで問題は解決し、仕上がりもきれいになりました。


リフォームを終えて

今までのリビングは、荷物も多く、狭くて閉鎖的な空間だったため、そこでゆっくり過ごすことはあまりなかったとのことですが、今回のリフォームでは、リビングとキッチンの間の壁を大きく取り払ったことで、明るく開放的な空間になっており、今ではリビングの椅子に座ってゆっくり外を眺めながら過ごすのが、何よりの楽しみだそうです。 
娘様からプレゼントされたシステムキッチンや、キッチンと色をそろえたおしゃれなデザインのカウンターを取り付けたことも高評価で、本当にお気に入りの場所だとおっしゃってくださっています。 
当初は、ご要望が予算をオーバーすることもありましたが、打合せを重ね、内容を整理した上で進めていったことで、予算内で満足のいく工事になったと喜んでいただきました。





施工担当者より

今回リフォームした建物は、25年ほど前に知人の職人が手作りで建ててくださったものだそうなのですが、今回の施工を担当した職人が驚くほど、基礎の造りやデザインがとても良く、このおかげで、今回一番大がかりだったキッチンの壁撤去も可能になったとのことでした。
建築当時は、周りから「そんなにお金をかけて作らなくても」との声もあったそうですが、当時の職人さんが無垢材を1枚1枚組み合わせて作られたその想いが、今回のリフォームに引き継がれているんだということに、感慨を覚えました。

※ご依頼者様の経営されている神楽衣装制作会社「かぐらや」のHPはこちら↓





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